
山形県に出張しました
西日本ではあまり見かけられない山菜に遭遇しましたので
ご紹介します

☆彡うるいについて☆彡
◆ユリ科ギボウシ属の多年草
◆正式名称は『オオバギボウシ』
本州から北海道にかけての山地や草原などの湿り気が
あるところに自生しており古くから山菜として食用さてれいた
◆クセがなくいろいろな料理に使える
味・香りともにクセや苦みはなくしゃきしゃきとした食感がある
少しネギにもにたぬめりがある
◆栄養
山菜の中では比較的多くビタミンCとカルシウムを含んでいる
◆主な産地
山形県をはじめ東北地方
近年徳島県などそれ以外の地方でも栽培されている
◆旬の時期
4月中旬ころから5月にかけて
促成栽培のものは2月頃から出荷されている

☆彡行者にんにくについて☆彡
◆ユリ科ネギ属
別名:キトビロ・ヤマビル・ヤマにんにくなど
◆玉ねぎやにんにく、ニラと同じユリ科ネギ属の多年草
初夏にネギ坊主と同じような花を咲かせそれからできる種と
株からでてくる新芽で増えていく
◆収穫できるまで5年以上かかる
成長が非常に遅く5年目あたりでようやく茎が伸び花が咲き
種がつき始め株が鉛筆の太さ位になり収穫できるようになる
◆栄養
にんにくよりもアリシンを多く含む
またβカロテン・ビタミンKも含まれている
アリシン・・・ビタミンB1の吸収を助け疲労回復や滋養強壮
に効果あり
βカロテン・・・髪の健康維持・粘膜や皮膚の健康維持など
ビタミンK・・・カルシウムを骨に定着させる働きなどがあり骨を丈夫にする
◆主な産地
北海道の特産山菜
近畿以北から北海道にかけて分布しているが東北より南では高山でしか見られません
※近年は成長に長い年月がかかるにも関わらず根こそぎ乱獲する人も増え天然物は激減している
◆旬の時期
食べ頃の旬は4月中旬から5月いっぱいまで
1月頃からハウス栽培物が出始める
3月頃に北海道南部の天然物が出回り始め産地を北へ移動しながら4月中旬~5月中旬に最盛期を
迎え6月初旬頃まで続く

☆彡あさつきについて☆彡
◆ユリ科ユリ属 または ネギ科ネギ属
◆あさつきはネギとは違う種類で辛みが強いのが特徴
本来は山菜である
あさつきは『浅葱』とかかれるようにネギより浅い緑色を
しているからそう呼ばれるようになった
◆辛みが強く薬味として使う
細い青ネギ状のものを収穫し食用とするタイプと春に伸びた
新芽を食用とするタイプがある
◆栄養
ネギ類と同じ強い香りの成分は硫化アリル
ビタミンB1の吸収を助ける
ビタミンB1をはじめB2,B6,パントテン酸などが沢山
含まれており栄養素を代謝吸収を高める働きがある
※血行をよくし疲労物質の乳酸を分解する作用があり肩こりや疲労回復に
効果が期待される
※硫化アリルは刻むことによって沢山作られ時間とともに消えてしまうので
食べる直前に調理するとよい
◆主な産地
山形県の伝統野菜
関西をはじめ多くは細い青ネギ状に成長したものを食用とするが
福島県や山形県など東北地方では冬から春に球根から伸びてきた
新芽の部分を収穫し親しまれてきている
◆旬の時期
春と秋
細いネギ状のものは通年市場に出回っている
東北地方のあさつきは冬から春にかけてが旬である